スウェーデンハウス

スウェーデンハウスは、外から家を見たとき、左右対称のデザインが基本です。 部屋の中から見たときに、窓やドアが中心にあるのではなく、外観から窓の位置が決められています。 だからといって住み辛いということはまったくありません。
スウェーデンを訪れたとき、町並みがゴチャゴチャしてなくて素敵に感じるのは、左右対象のデザインのおかげなのです。
日本のスウェーデンハウス風の家は、ここが基本的に違います。

スウェーデンハウスはご存知のとおり雨戸がない仕様なので、 窓からもれる明かりの色や窓越しに見えるカーテンなどで、いろんな雰囲気を作り出すことができます。

木材の木目を強調した日本の家に対して、スウェーデンハウスは室内外の木材は塗料が塗られています。 窓枠やベランダは白色に塗られているのが基本です。
綺麗にカンナがけされた木材を使用する日本家屋と対照的に 粗削りの表面にたっぷりと塗料を盛りあげたスウェーデンハウスは100年以上の耐久性があります。 200年以上前に建てられた住宅に住んでいることもあります。

スウェーデンハウス デザイン

 

スウェーデンハウス

スウェーデンハウスはシンプルなのに美しいといわれます。

外から見たときの、窓の位置や高さも十分検討されていて デザインを詳細までいきとどかせるのがスウェーデンハウスの特徴です。

スウェーデンハウスのボリューム感は、シンプルな家の形のどこで演出するのでしょう。 それは壁が厚いことと、利用する木製のドアや窓をいたずらに外側につけないことがポイントです。

深い窓の取り付け位置から奥行き感がもたらされ粗く仕上げた (表面積を増やし塗料を多く含ませ耐候性を上げる) 木製の外壁を重ねて張り、結果としてボリューム感を演出します。 外壁の粗い仕上げ同様、窓の取り付け位置も断熱・気密・雨嵐への対応・耐候性・将来の更新に備えた取り付け方法など、 考え抜かれた施工です。

スウェーデンでも景気の良い時と悪い時では家のデザインが変化します。 景気が良くなると、デザインがモダンになり、窓や屋根の構成が複雑になり、家そのものが大きくなります。 まるで、非対称の美しさを追求するような家も少なくありません。窓は全般的に大きく多くなります。 景気が悪くなると家はシンプルになり開口部も小さく少なくなり、俗に言うトラディッショナルデザインとなります。

スウェーデンのハウス

スウェーデンハウスは本物の高耐久住宅でもあります。
スウェーデンには200年どころか400年たった木造の建物の街並みがあり
皆が住みたがる高いステータスがあります