スウェーデンハウスはシンプルなのに美しいといわれます。
外から見たときの、窓の位置や高さも十分検討されていて
デザインを詳細までいきとどかせるのがスウェーデンハウスの特徴です。
スウェーデンハウスのボリューム感は、シンプルな家の形のどこで演出するのでしょう。
それは壁が厚いことと、利用する木製のドアや窓をいたずらに外側につけないことがポイントです。
深い窓の取り付け位置から奥行き感がもたらされ粗く仕上げた
(表面積を増やし塗料を多く含ませ耐候性を上げる)
木製の外壁を重ねて張り、結果としてボリューム感を演出します。
外壁の粗い仕上げ同様、窓の取り付け位置も断熱・気密・雨嵐への対応・耐候性・将来の更新に備えた取り付け方法など、
考え抜かれた施工です。
スウェーデンでも景気の良い時と悪い時では家のデザインが変化します。
景気が良くなると、デザインがモダンになり、窓や屋根の構成が複雑になり、家そのものが大きくなります。
まるで、非対称の美しさを追求するような家も少なくありません。窓は全般的に大きく多くなります。
景気が悪くなると家はシンプルになり開口部も小さく少なくなり、俗に言うトラディッショナルデザインとなります。
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